2024年5月14日 / 最終更新日時 : 2024年5月14日 司法書士 大和田健介 成年後見 成年後見法改正の論点2 担うべき役割 はじめに 前回の記事では、成年後見制度が掲げるべき理念について検討を行いました。 法制度を考える上において、理念の議論は非常に重要です。 一方で、もう少し現実的な視点――制度が現実にどのような課題に対処する必要があるかに […]
2024年4月11日 / 最終更新日時 : 2024年4月11日 司法書士 大和田健介 成年後見 成年後見法改正の論点1 制度の理念 はじめに 今回の民法(成年後見法)改正では、「使いやすい成年後見制度」が目指され、期間制の導入や交代の仕組みなどが提言されています。このため、これらの具体的な導入方法といった細かい部分が注目されがちです。 しかし、まずは […]
2024年3月28日 / 最終更新日時 : 2024年5月14日 司法書士 大和田健介 成年後見 民法(成年後見法)改正 関係情報まとめ 法改正動向 論点整理(私見) ※順次追記予定です。 ※研究会報告書で提示された論点を網羅するものではなく、また研究会で触れられなかった論点も取り上げています。あくまで個人の判断に基づいて重要と思われる論点を取捨選択してい […]
2024年3月25日 / 最終更新日時 : 2024年3月25日 司法書士 大和田健介 成年後見 成年後見制度の法改正による見直し、主なポイント 現在の成年後見制度について、法律の見直しが法制審議会に諮問されました。 今後、法制審議会の部会において、具体的な改正案が検討される予定です。 本記事では、今後の改正論議における主要なポイントについて触れたいと思います。 […]
2022年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月11日 司法書士 大和田健介 成年後見 「親心後見」スキームに対する当事務所の見解と方針 はじめに 障害のある未成年の子について、親が自らを任意後見人(受任者)とする任意後見契約を結び、子の成人後も親による財産管理権を継続させる手法が一部で提唱されています。 提唱者による命名から、「親心後見」、あるいは親心後 […]
2021年7月15日 / 最終更新日時 : 2021年7月15日 司法書士 大和田健介 成年後見 実家の生前売却に備えるために検討する6つの制度 はじめに 高齢の親が施設などに入居したとき、これまでの自宅をどうするかという問題があります。 介護費用などをねん出するために、自宅を売却することもあるでしょう。 しかし、所有者である親が認知症にかかっていたりすると、売却 […]
2021年6月18日 / 最終更新日時 : 2021年6月18日 司法書士 大和田健介 成年後見 任意後見から法定後見に移ることはできるか? 概要 任意後見契約を結んでいる場合、通常は法定後見(後見・保佐・補助)より任意後見が優先されます。 任意後見の契約を結んでいる人について法定後見の開始を申し立てても、原則として開始の審判はなされません。 ただし例外として […]
2021年6月3日 / 最終更新日時 : 2021年6月3日 司法書士 大和田健介 成年後見 心身障害者扶養共済制度について 障害のある子供がいらっしゃる場合の親なき子対策の一つとして、障害者扶養共済制度(しょうがい共済)があります。 各都道府県・指定都市が実施していますが、全国的な公的制度です。 概要 障害のある方を扶養している方(保護者)が […]
2020年12月6日 / 最終更新日時 : 2020年12月6日 司法書士 大和田健介 成年後見 金融機関への届出で成年被後見人の本人確認は不要-総務省あっせん 成年後見制度を利用される方(成年被後見人等)が預金口座をお持ちの場合、成年後見人は金融機関に対して届出(「後見の設定」といわれることがあります)を行います。 ※この手続は既存の口座における届出であり、預金債権が成年後見人 […]
2020年11月19日 / 最終更新日時 : 2020年11月19日 司法書士 大和田健介 成年後見 「意思決定支援を踏まえた後見事務のガイドライン」の課題 はじめに 2020年10月に策定された「意思決定支援を踏まえた後見事務のガイドライン」は、成年後見制度の運用について、代行決定ではなく意思決定支援を中心と定める画期的なものです。 一方、大きな運用転換を求めるものであり、 […]