後見制度支援預金の取扱、三菱UFJ、三井住友も開始

三菱UFJ銀行と三井住友銀行が、後見制度支援預金を取り扱うことになりました。
三菱UFJ銀行は6月17日付、三井住友銀行は6月24日付の開始のようです。

三井住友銀行は、取扱支店が一部の店舗に限られているので、注意が必要です。

 

以前、みずほ銀行が支援預金の取扱を開始したことをお伝えしましたが、これで全ての都市銀行が成年後見制度に対応した金融商品を取り扱うことになりました。
※りそな銀行・埼玉りそな銀行は後見制度支援信託を取り扱っています。

みずほ銀行が、後見制度支援預金の取扱いを始めたようです。後見制度支援預金は、成年後見(法定後見)制度を利用する方について、通常使わない金銭を預け入れ、出金には家庭裁判所の指示書を必要とする預金です。これまで、同様の金融商品として「後見制度支援信託」が活用されてきました。ただ、後見制度支援信託は 信託銀行しか取扱いがないこともあって、使いづらさやデメリットを指摘する声もあり、これに並立・代替する新たな預金サービスの開発が期待されていました。特に、地域における金融機関の役割については、本人が成年...

 

成年後見制度利用促進基本計画に係るKPIでは、2021年度末までに全預金取扱金融機関の個人預金残高に占める後見制度支援預金・後見制度支援信託を導入済とする金融機関の個人預金残高の割合を50%以上とすることを目標としていますが、これで大きく前進することが予想されます。

成年後見制度利用促進基本計画に係るKPI(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000514212.pdf