みずほ銀行で後見制度支援預金の取扱いが開始

みずほ銀行が、後見制度支援預金の取扱いを始めたようです。

裁判所からの指示書に基づくお引き出しのみ受け付けさせていただくことで、想定外のお引き出しを防げる「みずほ後見制度支援預金」のご案内です。

後見制度支援預金は、成年後見(法定後見)制度を利用する方について、通常使わない金銭を預け入れ、出金には家庭裁判所の指示書を必要とする預金です。

これまで、同様の金融商品として「後見制度支援信託」が活用されてきました。
ただ、後見制度支援信託は 信託銀行しか取扱いがないこともあって、使いづらさやデメリットを指摘する声もあり、これに並立・代替する新たな預金サービスの開発が期待されていました。

特に、地域における金融機関の役割については、本人が成年後見制度を利用するに当たって、自己名義の預貯金口座を維持することを希望した場合には、後見人において、これを適切に管理・行使することができるような、後見制度支援信託に並立・代替する新たな方策を金融関係団体や各金融機関において積極的に検討することが期待される。

-成年後見制度利用促進基本計画 P19(下線部は筆者)

後見制度支援預金はそうしたニーズを受け、ここ数年(特に2018年以降)、各地の信用金庫・信用組合を中心に取扱いが広がってきたものです。

今回、初めてメガバンクが参入することとなり、他の金融機関の今後の動向が気になるところです。

 

なお、京都府内においては、3信用金庫とJAバンクが後見制度支援預金を取り扱っています。

京都信用金庫

京都中央信用金庫
https://www.chushin.co.jp/common/pdf/guardianship.pdf

京都北都信用金庫
https://www.hokuto-shinkin.co.jp/_news/contents/5385/kokenshien_y.pdf